今回は、スナップディッシュの投稿を、店頭動画や説明資料、店頭販促物と、幅広くご活用いただいている日本水産(ニッスイ)さんにインタビューをさせていただきました!ユーザーさんの声をこんなにもフル活用いただいていたとは・・・ヴァズメンバーも驚きの大活用術について、前後編の2回に渡ってお届けします! こちらは前編「新カテゴリ商品導入の後押し編」です!
日本水産株式会社 水産事業第四部 水産企画開発課
(右)大嶋 様(左)直井 様
インタビューサマリ
・アピールポイントを広くお客様に知っていただくための業務を担当
・美味しさのポイントを伝えるのが難しい水産品の悩み
・新商品「おさかなミンチ」、ユーザー投稿やアンケートを見て自信が持てた
・魚嫌いのお子さんに魚を食べてもらいたい悩みに応えられた実感
・コメントにはすべて目を通し、社内資料や開発部署にも展開。投稿動画は待合ロビーでも放映、近々店頭にも。
アピールポイントを広くお客様に知っていただくための業務を担当
▲今回はリモートでインタビューをお受けいただきました!
ヴァズ・堀部(以下、堀):今回は、スナップディッシュの投稿を、動画や店頭販促物など、幅広くご活用いただいているニッスイさんにお話をお聞きしていきたいと思います、宜しくお願いします!
では、最初にご担当領域について、簡単にご紹介をお願いできますか?
日本水産・大嶋さん(以下大):はい、当社では、水産事業、食品事業、ファインケミカル事業と大きく分けて3つの柱を持っています。その中で、私達は水産事業に所属していています。事業として取扱う商品には、天然・養殖魚の鮮魚や冷凍魚のほか、食材としてさまざまに加工した水産加工食品があります。販売先は、量販店、居酒屋などの外食、高齢者施設とか学校給食、などなど、多岐に渡ります。
堀:本当に幅広いですね、その中でどのような業務をご担当されているんでしょうか?
大:前提の話をすると、以前まではさかなの種類や加工形態が同じであれば、購入されるお客様には商品の違いがあまり意識されていませんでした。でも、実は商品としてのこだわっているアピールポイントがあり、各々商品によって味等の価値が違っているのです。ですから、アピールポイントをできるだけ分かりやすい形でお伝えすることが私達のミッションです。
堀:というと、具体的にどういったことをされるんでしょう?
大:例えば、店頭販促物を作ったり、TV-CMを打ったり、キャンペーンを展開したり、いろいろな施策を1つ1つ実施して、アピールしたいポイントを広くお客様に知ってもらう、価値をわかってもらうための業務を全般的に担当しています。
美味しさのポイントを伝えるのが難しい水産品の悩み
堀:なるほど~!水産品では美味しさの特長を伝えるのが難しいんじゃないでしょうか?
大:そうですね。工場で生産する加工品は、パッケージデザイン等で美味しさなどの価値を視覚的に伝えることができるのですが、量販店の鮮魚売場ではお店独自のパック販売になるので、難しい部分があります。
水産品でも、特に養殖魚は餌や育成方法等によって、色が長持ちするとか、コリコリした食感が出るとか、特長があります。でも、そうした違いや特長を伝えなければ、価格だけの違いになってしまうので、残念なんです。
そこで私達は、店頭販促物を通じて、購入されるお客様に商品のアピールポイントを伝えて、最終的には売場の売上に貢献できるようにと考えております。
新商品「おさかなミンチ」、ユーザー投稿やアンケートを見て自信が持てた
▲「おさかなミンチ」施策全体像
堀:初めてスナップディッシュをご活用いただいたのは、「おさかなミンチ」が新発売された2018年でした。このときは、新商品PRの一環としての実施だったと思いますが、やってみていかがでしたか?(ドキドキ・・・)
大:さっきの話にもありましたけど、水産品は加工度が高い商品と低い商品に大別できます。この「おさかなミンチ」は、加工度が高い商品です。家庭用でも業務用でも、調理にかける時間が以前より短くなってきているので、加工度が高い商品が好まれます。
しかし、加工度が高い商品への販促経験が乏しく、どのような販促を打ち出したらよいか、そもそも商品がお客様に受け入れられるのかを知りたかったんです。
商品開発の段階で、ヒアリングをしたり、展示会で冊子や試食を出したりして、反応が良いことまではわかっていたんですが、実際に発売して本当にそうなるかどうかはまったくわからなかったんですね。
堀:リサーチをしても実際は出たとこ勝負、新商品ならではのお悩みですよね。
大:そうなんです、それでスナップディッシュさんにモニター企画をお願いしました。200名のユーザーさんに調理して食べていただいて、投稿やアンケートでフィードバックをもらった時に、これは!と自信が持てましたね。
投稿やコメントは社内外プレゼンにまで活用、説得の材料に。
▲投稿は一部、ブランドサイトにも掲載中
大:いまは、堀部さんに作ってもらった施策後のレポート資料を、お取引先への説明資料にも反映させていただいています。
堀:そうだったんですね、そんなにご活用いただいてたとは・・・嬉しいです!
大:はい、あの資料は大活躍しています!
堀:すごい・・・ありがとうございます!レポートにも入れましたが、リアルにユーザーの皆さんがこの商品を評価しているっていうことが、コメントや投稿でわかりやすく出てましたよね。ユーザーさんの声は、販促でもお役に立てたでしょうか?
大:はい、もちろんです。売り場で見たことのない商品をカゴに入れていただけるにはどうしたら良いかという点が課題です。魚のミンチってなんだろう?とか、どうやって調理したら良いんだろう?とか、価格が高くないかな?など、新しい商品をカゴに入れてもらうには壁があります。
なので、皆さんからの投稿はカゴに入れてもらうための施策、またお取引先の店頭に並べていただくためのキッカケにしていきたいと思ってます。
堀:ぜひドンドン活用してください!ちなみに、レポート資料では、ユーザーさんの料理写真や投稿コメント、アンケート回答などなど項目がいろいろありますが、説明資料ではどのあたりが説得材料になりましたか?
大:全部ですよ!スナップディッシュさんのレポート資料まるまる全部使いました!
魚嫌いのお子さんに魚を食べてもらいたい悩みに応えられた実感
堀:社内で特に響いた投稿やコメントとか、ありましたか?
大:結構ありました。お子さんに食べてもらえる、骨がないことや、魚くさくないので、これまで魚を食べなかったお子さんが気づかずに魚を食べてくれるという声があって、こういうところが商品コンセプトと合致していました。
この商品を開発する時は、まさしく子どもたちに食べてもらうための機会創出がコンセプトだったんですね。今のお子さんは、骨があるから嫌だとか、生臭いから魚が好きじゃないという声が多くて、たぶん主婦の方や給食職員さんはどうやったら子どもたちに魚を食べてもらえるだろうと、ものすごく悩んでらっしゃると思います。そういう意味では思った通りの反応でしたね。
「また使いたい」という声が非常に多かったのが何よりうれしかったです。
堀:なるほど、それはアンケートでもきれいに出てましたよね。では、逆に思惑と外れた結果はありましたか?
大:スナップディッシュさんのアンケートでこちらの予想と外れたことはありません!
日本水産・直井さん(以下、直):アンケート結果で、「おさかなミンチに味がついてるものがほしい」とか、「そぼろがほしい」とかいう意見も結構出てきたんです。この結果を受けて、「おさかなミンチのそぼろ」とか、「麻婆豆腐」とか「青椒肉絲」とか、いろいろなメニューの商品の開発につながりました。
コメントにはすべて目を通し、社内資料や開発部署にも展開。投稿動画はロビーでも放映、近々店頭にも。
▲「おさかなミンチ」体験の声動画の視聴はこちらから
大:レポートでいただいたユーザーさんのコメントは、すべてに目を通してますね!アンダーラインを引いて、あぁなるほどね!って。何百という投稿全部はさすがに説明資料には入れられないんですが、目線が違うコメントをいくつかピックアップして盛り込ませていただいております。
堀:今回、商品開発に活かされたということでしたが、開発関係の部署にも共有されたんでしょうか?
大:もちろん、商品開発担当メンバーにも共有しています。
堀:それはユーザーさんも喜びます!ユーザーさんの声が反映された商品がいずれ店頭に上がるかもしれませんね。ありがとうございます!
「おさかなミンチ」のレポート後、投稿の動画制作もご依頼いただきましたが、動画はどのようにお使いでしょうか?
大:今、あの動画を当社のロビーで流しています。動画に限らずなんですが、ヴァズさんのデザインとクオリティがすごいですよね・・・!
店頭でお客様にも見てもらいたいので、インパクトTVのデジタルサイネージに埋め込んで「おさかなミンチ」販売店で流す準備もしてます。
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インタビュー後編「人を動かせるデータ販促活用術編」に続く!
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