こんにちは。aveeです。いよいよあと数日で今年もおしまいですね。昨日今日で仕事納め、という会社さんも多そうです。
2011年5月に世界で初めての「料理写真を美味しく加工して共有するアプリ」を公開して以来、少しずつ少しずつ機能を作り上げてきたSnapDishにとって、2012年は非常に充実した一年になりました。
普段はなかなかゆっくり振り返ったりもできないので、この機に1年をふりかえってみたいと思います。
◆2012年1月、オフィス移転
SnapDishを運営するヴァズでは、2012年の1月に練馬のマンションから、吉祥寺のオフィスに移転しました。
キッチンとシャワーのついた、井の頭公園が見える素敵なオフィスに移ることができました。
水産系出身のエンジニアnaruさんも存分に魚さばきの腕前を見せられるようになりました。

社内の風景。左側の扇風機の横にあるのはホームベーカリー。
キッチンつきオフィスにこだわった理由は、以下でご紹介いただいている通り。
主婦目線にできるだけ近づくため、会社のランチはスタッフの手料理がほとんど。料理をつくるというだけではなく、献立を考え、予算を意識しながら買い物をしているそうだ。
開始1年で25万ダウンロード!料理写真専門アプリ「SnapDish(スナップディッシュ)」が世界中で人気
http://case.dreamgate.gr.jp/smart-business_detail/id=1452
実際、いまこの記事を書いている間にも、社内ネットワークで以下のような会話が交わされており、ちょっとほっこりしました。

ヴァズでは5-7人分の食事を作ることが多いので、100gで50円違うと大きな違いになりますw
なお、今回の記事執筆にあたり、社内で「10大ニュースを選んで投票」をやってみたのですが、そこで第1位をとったのが「料理ができなかった代表の舟田が料理できるようになった」という項目。実際、料理している回数では舟田が1,2を争います。
(ちなみに舟田は料理をするようになったこの1年で二けたKgの減量に成功しています!)
・・・とにかくキッチンつきオフィスは絶大な効果がありました。
また、この引っ越しができたのは、まだできたてほやほやのSnapDishを使ってくださっていたみなさまと、その可能性を信じて投資してくださった初期株主さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
◆2012年3月、auスマートパス初期採用アプリとして、また6月にGoogle Play、など、Android版の提供開始
当初、iOSのみでスタートしたSnapDishも、Androidに対応が進みました。
特にauさんのスマートパスには初期採用いただき、Xperia端末には初期搭載もしていただきました。6月にはGoogle Playからもダウンロードできるようになり、これによって、より多くの方に楽しんでいただけるようになりました。

auスマートパス初期採用アプリとして、初期搭載いただいたXperiaの画面
AndroidはiOSと比べて機種間の違いが非常に多いため、安定版を出すのは非常に苦労しています。本日もKindle対応版をリリースしましたが、ひとつずつ丁寧に対応していきたく思っています。
◆2012年4月、Renren提携、6月のEchelon2012@シンガポール、7月のIDEAS Show@台北、10月GMIC@シリコンバレーでそれぞれファイナリスト選出、など海外展開が進む
今年は海外展開も大きく進んだ年になりました。
4月には中国最大の実名SNSであるRenrenさんと提携し、北京で行われた「Renren Meetup」にもご招待いただきました。リリース当初から海外ユーザ、特にアジアをターゲットにしてきたSnapDishにとっては、初めて海外で手応えが感じられる出来事でした。
現在の写真共有サービスの世界で最も大きいニュースはFacebookのInstagramの買収である中、ここ日本でも印象的なステップをたどり始めているフォトアプリがある。
日本のフードフォトアプリSnapDishが中国のRenrenと提携
http://www.startup-dating.com/2012/04/snapdish-renren/
6月にはシンガポールで行われたアジア最大のTechイベントEchelonで、アジア6都市200社以上のスタートアップ企業からファイナリストに選ばれ、アジア圏の数多くのメディアからも注目されました。数多くの優秀なスタートアップ企業とのネットワークも作ることができ、海外パートナーとの提携や、アジア進出に向けて大きな自信となりました。
写真共有アプリSnapDishは手料理とレシピに注力(注:英語記事)
http://e27.sg/2012/05/23/photo-sharing-app-snapdish-focuses-on-home-cooked-dishes-and-recipe-social-network-service/
11月にデジタルガレージさんから出資いただいた際は、「あのTwitterに出資したデジタルガレージがFood Photo SNSに出資」という観点から、英語圏でもニュースにしていただきました。
Japanese food app Snapdish cooks up funding from early Twitter investor Digital Garage
http://thenextweb.com/asia/2012/11/19/japanese-food-app-snapdish-cooks-up-funding-from-early-twitter-investor-digital-garage/
2013年の海外展開は、本格的なユーザー拡大を行うと同時に、海外パートナーとの提携を推進することで、さらに世界中の料理好きが集まって交流するSnapDishになることを目指します。
◆2012年6月、レシピ機能の追加
SnapDishは、料理の「写真」を美味しく撮って共有できるアプリです。
それはこれからも変わりませんが、アプリを使っているみなさまのコメントを読んでいると、「どうやって作るの?」「作り方教えて!」など作り方に対する話題はやはり多くありました。
そこで、写真にレシピをつけられるような機能を6月に追加しました。これにより、アプリの中で人気レシピが登場するようになりました。美味しいものが作れたら、共有したくなりますものね。

秋に大人気だったcocoateaさんの自家製なめたけ。ほかにもたくさんの人気レシピが。
世にレシピは無数にあります。検索するだけでは、どれが自分にぴったりなレシピなのかは決められません。
普段から料理写真を通じてつながっている料理仲間のレシピを試すことで、そこでやりとりや刺激が生まれ、料理がもっと楽しくなる。
SnapDishはそんな世界を目指しています。
◆2012年11月 ヤマサ醤油さん、よなよなさん、サントリーさん、楽天さんなど、企業さんとのタイアップが本格化
10月には北海道の和寒町さん、日本酒定期通販のサケライフさんなどの協力をいただいて少しずつ事業者さんに使っていただくための形を模索しはじめ、11月には ヤマサ醤油さん、よなよなエールのヤッホーブルーイングさん、12月にはサントリーさん、楽天さんなど、企業さんとのタイアップが動きはじめました。

公式アカウントの一覧(順不同)
SnapDishはスマートフォンのアプリによくあるような広告を、現状では入れたくないと思っています。
自分たちが1ユーザーとして、ただでさえ小さい画面が狭くなるのもいやだし、間違ってタップしてしまった時のストレスも小さくないと思うからです。
しかし、とはいえ一企業として、売り上げをあげていかなければよいアプリ、よいサービスを作り続けていくことはできません。
そこで、まずは他の企業様の力を借りながら大きくなっていくことを考えています。
企業様にも、アプリをお使いのみなさまにも、よりよい形を作り出していければと思います。
◆12月 AppleのBest of 2012に選ばれる
スタッフ全員がそろって今年のもっとも大きなできごとにあげたのが、これ。
年末に、AppleのApp Store が選ぶ「The Best of 2012」のひとつに選んでいただきました。

「友達と一緒に」部門に選んでいただいたのですが、「友達とのコミュニケーションスタイルを進化させた」とコメントつきでご紹介いただいています。
このニュースが流れたときは、ほんとうに社内が湧きました。
代表の舟田も、「昨年末、羨望のまなざしで眺めていた賞。SnapDishを使ってくださっているみなさまのおかげ。本当にありがたい。」と言っていました。
◆さいごに
今年の後半にかけて、同じジャンルのアプリも増えてきたように感じています。切磋琢磨しながらよりよいサービスとしていければと思います。
2013年、もっとみなさまに愛されるサービスとできますよう尽力してまいります。
アプリをお使いのみなさまをはじめ、支えてくださるみなさまに対し、本年のご愛顧をスタッフ一同、心より感謝申し上げて、本年のスタッフブログの締めの記事とさせていただきます。
今年1年、ほんとうにありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます!