こんにちはFunky改めFunke.ee(先日いらしたSnapeeeリスペクト!)です。
何を隠そう、実は私「鉄っちゃん」なのです。でもスイマセン。残念ながら「鉄道」が好きなのではなく「鋳鉄鍋」の方なのです。
無類の料理好きの私は、愛用しているキッチン用品にもそれなりのこだわりがあります。その中でもキャストアイアン(鋳鉄)、いわゆる「鋳物」の鍋は長年愛用している道具の一つです。
現在私が持っている鋳鉄鍋は、十数年使用しているル・クルーゼのココット・オーバル、ロッジの12インチスキレット、貰いもののホーロー加工の20cmスキレットになります。さらにアウトドアで愛用しているUniflameのダッチオーブンこそ鋳物ではありませんが、4.5mmの極厚黒川鉄板の重厚なものです。そして、ヴァズ食堂にも先日手頃な価格で入手できるIKEAのSeniorという鋳物のキャセロール鍋を導入しました。

さて、先日鋳鉄鍋を売り場で選んでいたところ、何人かの方が興味深そうに見に来ては手に取ってました。皆さん口を揃えて「重っ!」「いくらお洒落でもこんなに重いのは使いにくい」「持ち上げられない、無理!」と言ったリアクションをしては去って行きます。そもそも重い鋳鉄でできているからこそ、鍋に価値があるのですが、意外と世の中には価値が理解されていないと感じた次第。そこで、なぜ私がこれらの重い鉄鍋を使っているのか簡単に説明します。
鉄鍋の長所・短所を簡単にご紹介します。
まず長所としては:
(1) 保温力が高く、熱の「トルクが太い」
(2) その重い蓋ゆえ、密閉力が高く蒸気が逃げにくい
(3) 形やホーロー加工などがお洒落でカワイイものが多い
(4) 男の道具としてカッコイイ
そして短所としては:
(1) とにかく重い
(2) 鋳鉄の場合は急な温度変化や衝撃によって割れることがある
(3) ホーロー加工がないダッチオーブンなど、鉄が剥き出しの場合は錆びやすい
正直、少々扱いにくいところもあるのが鉄鍋です。
ではなぜこんなに重くて扱いにくいものをあえて使用するのでしょうか?
そんな短所を帳消しにしてくれるほど、料理を美味しく仕上げてくれるからです。
こうした分厚い鉄でできた鍋は保温力がとても高いので、一度熱すると温度が簡単には変化しません。材料を鍋に入れたときに料理の味を落としてしまう温度低下が起きにくく、さらに材料への火の通り方もやさしいので、じっくり煮込む料理は仕上がりが抜群に良くなります。

一度、家に15名ほどパーティーで招いたときに量が必要だったため、ル・クルーゼと大きなパスタ鍋で同じ分量で分けてポトフを作ったことがありました。食べ比べてみると差は歴然としていて、ル・クルーゼで作ったものが味の深みも素材の火の通り方も良く、その仕上がりの違いに驚きました。
また、ここ数年タジン鍋などで人気の蒸し鍋ですが、我が家ではル・クルーゼを使って無水調理した蒸し鍋を作ってます。蒸気が逃げず、野菜からそのまま水分が出て素材の旨味が引き出されるので、野菜があまり得意じゃない子供も大喜びで食べてくれます。
さらにスキレットで焼いたステーキも絶品です。何度かステーキ肉が安いと喜んで買って、普通のフライパンで焼いたら美味しくなかった経験をしてますが、スキレットで焼くようになってからはどんなステーキもハンバーグも美味しく仕上がる様になりました。スキレットはそのままオーブンに入れることもできて、実は幅広い料理に活用できて便利です。こうした鉄製の鍋は、熱の「トルクが太い」ので揚げ物もカリッと美味しく仕上がります。
弊社では、料理好きなSnapDishユーザーのために、プレゼントキャンペーンの賞品として素敵な鋳物鍋をご提供させて頂いてます。ちょうどこの記事を書いている今日のヴァズ食堂では、弊社CTOが鋳鉄鍋で料理したポトフが振る舞われ、とても美味しく頂きました。

皆さんにも是非この「鉄」の良さをご理解いただき、美味しい料理で身も心も温めて頂きたいです♪