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【プレスリリース】広がる「家庭内個食」の実態を調査。多様化するライフスタイルに対応した食卓の「今」~生活者のお悩み&アイディア集~【食卓体験ラボ】

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2020.02.05
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1)9割超が自身または家族が「個食」している。86%が週1回以上の頻度

 本調査では、「自身または家族で月1回以上、個食をしている方はいますか?」という問いに対して、94%が「いる」と回答。「個食」している主体は、「自分」が76%、「配偶者」が42%、「親」が15%、「子(高校生以下)」が10%となりました。また、個食の頻度は全体では「ほぼ毎日」が36%、「週4~5日程度」が25%、「週2~3日程度」が18%、「週1回程度」が7%、「週1回未満」が14%と、週1回以上で「個食」をしている人が85%以上いるという結果となり、「個食」している主体別では「親」が最も高頻度で「週4日以上」が73%にのぼりました。

 

2)「個食」のタイミング、個食する理由

 「個食」をすることが多い食事のタイミングの回答では、「平日の夕食」が62%、「平日の昼食」が46%、「平日の朝食」が41%となり、休日はそれぞれ平日の半分程度の割合でした。また、「個食」をする理由では、「生活のリズムが合わないから」が74%、「一人暮らしだから」14%、「一人で食べるほうが気が楽だから」8%と続きました。一方、同居する家族がいても、平日は特にそれぞれの仕事、学校や習い事による生活リズムの違いで「個食」している人が多いようです。

 

▼「個食」する理由
①仕事・子の学校の時間帯の違い

おにぎり定食(うにんぱすさん)
おにぎり定食(うにんぱすさん)

・主人は私と子供たちが寝ている時に帰宅するため、時間が合わないので。(東京都・30代・女性)
・夫は夜仕事をしているので、全く生活スタイルが違い、わたしは子育て中で子供に合わせるので。(神奈川県・20代・女性)
・自分の帰りが遅く、自分の夕食は買って帰るようになったため。また、朝も出勤が早く、自分で弁当を作り朝食を食べているため。(鳥取県・40代・男性)
・子どもは遠方の学校に通っているので極端に朝が早い、夫と私は出勤時間が異なるため、平日の朝ごはんはそれぞれ個食になる。(東京都・40代・女性)
・自分は専業主婦のため、昼間はひとり。夫は仕事で帰りが遅いため、夜はひとり。息子は塾のため、夕食は他の人より早めなため。(広島県・30代・女性)
・仕事が夜中から昼まで、朝から夜までと生活時間が異なる上に休みも異なるため。(東京都・30代・女性)

②食事のスタイル・好みの違い

「朝はパン派とご飯派に分かれる格好に」(トキロックさん)
「朝はパン派とご飯派に分かれる格好に」(トキロックさん)

・朝は各人起床する時間も、朝食を食べるか否かもバラバラだから。また1人の方が調整もしやすい(寝坊、早めに出勤する必要がある、体調が芳しくないので少なめにする、など)。(東京都・20代・女性)
・上の子はあまり夕飯を食べない、私は19時に帰宅して夕飯の支度をしながらつまんでビールを飲むのが一日の癒し、旦那は22時少し前に帰宅し夕飯を食べる。下の娘は22時半に塾から帰宅するが塾の途中におにぎり等を食べているので帰宅後は、軽く汁物やおかずを食べる。(東京都・50代・女性)
・夫は朝日と共に起きるタイプの人で、なおかつ朝は白いご飯が食べたい人。私は遅起きで朝はパンが食べたい派。全く好みが合わないし、朝は互いに忙しいので、朝ごはんは銘々が勝手に作り、勝手に食べることにしています。(東京都・40代・女性)
・自分は糖質制限と塩分控えめなため。夫はビールだけで良い日もあり、食べる時は好きなもの食べてるから。(熊本県・50代・女性)
・私は和食、米食が好きです。夫は洋食パン食が好きです。(広島県・50代・女性)

3)個食する際によく食べるもの
 「個食する際によく食べる食事の内容」では、「自宅で作った家族と同じ料理」が60%、「スーパー・コンビニなどの持ち帰り総菜・お弁当」が29%、「レトルト・インスタント料理」が26%、「自宅で作った、家族とは別の料理」が26%、「冷凍食品・チルド食品」が19%、「自宅で作った、家族と同じ手料理を自分好みにアレンジしたもの」が13%と続きました。家族と同じ食事を時間差で食べるばかりでなく、簡単に1人分が用意できる「調理済み食品」や「半調理済み食品」という選択肢が多様化していると見ています。

4)家族に合わせて食事を用意する側の悩みの声
 同居する家族がいて「個食」をする場合、調理から時間が経って食べることも。時間を置いて食べることで美味しさが損なわれたり、作るメニューが限られてしまう、という悩みの声が目立ちました。また、一人分の食事を用意する手間や、個人の好みを優先して栄養が偏ることへの不安の声も出てきました。

①メニューに悩む。時間が経って美味しさ半減、メニューが限定されてしまう。
・基本的に同じものを時間差で食べるため、炒め物や焼き物は時間が経つとしなびてしまう。(愛知県・30代・女性)
・時間が経っても食べられるメニューを作らなくてはいけないので汁物などのメニューが作れないこと。(東京都・40代・女性)
・調理のタイミングが必要なもの(特に麺類)は困る。小さい子供がいて、一緒に寝てしまうことが多いため。(京都府・30代・女性)
・帰宅の遅い主人は一切料理が出来ないのでレンジで温めるだけで食べられる様に食事の支度をしておくので、レンジ加熱で味が落ちないメニューばかり考えるのがしんどい。(埼玉県・40代・女性)
・できあがり直後が一番美味しいと思う。せっかくつくっても、いちばんおいしいタイミングで食べてもらえない不満がある。(東京都・40代・女性)
・作り置きになるため、揚げ物や焼魚、麺類といった料理が作れないためメニューに困る。(東京都・40代・女性)

②一人分の食事を用意する煩わしさ、保存の手間。
・帰宅時間に合わせて再度用意するのが面倒。(愛知県・30代・女性)
・食材が余る。たくさん作ったら、冷凍保存しない限り毎日同じ料理になる。(兵庫県・40代・女性)
・自分のためだけに料理を用意するのは面倒。(栃木県・30代・女性)
・温かいものを、と思いなるべく帰る時間に合わせて調理していたため、今さらやめられず。疲れている時など本当に嫌になる時がある。(神奈川県・40代・女性)
・少量なので作りにくい。ついつい簡単なものになる。冷凍食品やカップ麺など。(京都府・20代・女性)

③1人分だと適当に済ませがち、栄養の偏りへの不安。
・自分が食べるだけを作るのは面倒になって、栄養バランス等は考えずやっつけになりがち。(愛知県・40代・女性)
・自分用なら、ありあわせで、特に作らないので、栄養が偏ります。(沖縄県・60代・女性)
・夫は仕事上、どうしてもスーパーやコンビニの食事になってしまい、栄養バランスがで偏ること。(兵庫県・40代・女性)
・栄養の偏りが心配。カロリーはちょうどよくてもタンパク質や野菜がかなり不足していると感じる。(山梨県・20代・女性)

5)「個食」で1人分の食事を用意する際の工夫
 自身や家族が「個食」をするとき、できれば美味しく食べたいし、食べてもらいたいもの。食べる時間が違っても美味しく食べる工夫や、一人分でも素早い調理で手間なく作りたてを味わう工夫がありました。

①冷めても温め直しても、美味しい料理を作り置き。

母の為の作り置き(mico1217さん)
母の為の作り置き(mico1217さん)

・温めてすぐ食べれるように食器に入れておくことや、温めなくても食べられる物も同時に用意している。(岩手県・30代・女性)
・この日は個食になりそうだという日は、シチューやおでんなど、温め直しでもおいしい煮物系にする。時間経過で味の落ちる揚げ物や野菜炒めはなるべく避ける。(愛知県・30代・女性)
・なるべく温めるだけで済む料理を前もって作り置きしておく。朝食のタイミングも合わないので、サラダやスープや茹で卵を朝食用として冷蔵庫に分かるように分けておく。(千葉県・30代・女性)
・やはり手作りのものが飽きがこなくて美味しいと感じるので、時間の余裕がある時に冷凍保存できるものを多めに作り、レンジでそのまま温めてすぐに食べれるように、オーブンペーパーで1人分ずつ包んで保存している。(東京都・50代・女性)

②途中まで調理しておき、仕上げは食べる直前に。作りたての美味しさを味わってほしいから。

レンチンde簡単・時短♡ジャーマンポテトのチーズ焼き(noripetit(のりP)さん)
レンチンde簡単・時短♡ジャーマンポテトのチーズ焼き(noripetit(のりP)さん)

・グラタンやドリアは途中まで作っておいて、食べる直前にチーズをのせてオーブンで焼く。(東京都・50代・女性)

・丼物が多いです。予め下準備をしておいて温かいご飯の上にサッと調理して乗せるだけにする物が、遅い時間に帰って食べる時には便利で、美味しくいただけると思います。(兵庫県・50代・女性)
・もやしの肉巻きを耐熱容器に作って置いて、レンジでチンして食べるようにする等、その場で簡単に調理ができて、作りたてを味わえるメニューにするのが良いと思います。(静岡県・40代・女性)
・朝のスープや味噌汁は、途中まで作って、最後の仕上げを旦那にやってもらいます。一緒に食べられないときも、一緒のものを食べられるように、焼くだけ、オーブンに入れるだけ、温めるだけにして、最後の仕上げをやってもらうようにしています。(東京都・30代・女性)
・炒め物などは、面倒でも、温め直しの時に追い野菜をする。(神奈川県・40代・女性)
・チキンライスをまとめて作り、オムレツだけ食べる直前に焼くオムライス。(愛知県・30代・女性)

③手間なく1人分を都度調理。食材の下処理や、既にある料理をアレンジ。

夏野菜の冷凍保存(kaz.pyonさん)
夏野菜の冷凍保存(kaz.pyonさん)

・作り置きや、前の日のあまりをリメイクして食べる。(愛媛県・50代・女性)
・なるべく同じ食材をつかって、味付けや調理方法を工夫し、和食洋食に分けて作る。(香川県・40代・女性)
・野菜も取り入れてほしくて、アレンジのきく作り置きをしておく。ブロッコリーを茹でておくとか、トマト煮込みを作っておいて翌日は挽肉を足してパスタにするなど。(東京都・40代・女性)
・自分の物は簡単に出来るように下処理した野菜などを冷凍しておく。(山口県・30代・女性)

④その他:1人の食事を楽しむ、楽しんでもらう工夫
・いかにも作り置きした寂しい食事という感じにならない様、盛り付けは綺麗にします。片付けが楽な様にワンプレート皿もよく使います。(埼玉県・40代・女性)
・先に私が夕食を済ませることが多いので、仕事中の妻に今日の夕食の写真を毎回送っています。美味しそう〜、はやく帰りたい〜、とか返事が返ってくると別々の食事になっても少し近くに感じれます。(兵庫県・20代・男性)
・自分で個食をする時は、冷蔵庫の余り物を活用して、無駄をなくすようにしています。また、自分で思いついたお料理の試作をしたり、楽しみながら作っています。(兵庫県・40代・女性)
・子供にはなるべく好きな物や盛り付けを可愛いくクスッと笑えるような、少しでも楽しい気持ちになるようにしています。自分の場合は誰にも見られていませんが綺麗に盛り付けると気分が上がります。(埼玉県・40代・女性)

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※食卓登場頻度、メニュー、シーンのデータと、その理由、お悩み、ひと工夫の理由回答(フリーアンサー)には、在住都道府県、年代、性別、就労状況、世帯の成人数、世帯の子ども数等の属性を併記しております。

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https://snapdish.co/search/%E3%81%8A%E4%B8%80%E4%BA%BA%E6%A7%98?rank=-timestamp

■「SnapDishみんなの食卓体験ラボ」とは?
SnapDishが、生活者の自発的な声や工夫を集めて共有することで、「生活者の食卓体験向上」を目指すラボラトリーです。
過去の調査結果はこちら → ​http://vuzz.com/lab2019

■調査概要
調査方法:SnapDish登録ユーザーにメールにて「みんなの声大募集♪個食編」として回答を募集
回答期間:2020年1月21日~2020年1月24日
回答者数:323名

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