いつもお世話になっております。
SnapDish事業開発チームの阿部です。
「キッチンテックNEWS」と題し、家庭料理とテクノロジーとコミュニケーションをつなぐ観点から、
直近のニュースをいくつか、私たちの視点とあわせてご紹介させていただきます。
Amazonさんが、試供品提供プログラムを本格化するようです。
Amazon「サンプル市場参入」の衝撃ーー AIが購買期待値を予測、試供品広告を表示
https://thebridge.jp/2019/01/amazon-sample-displayads-ai
既に記事中でも食品の事例が出ていますが、
テレビ通販などでも、低価格の「初回トライアルキット」で潜在顧客を集め、
それをロイヤルユーザーに育成していくというモデルは多いと思います。
それを「大量の購買データを握る流通側が採用しはじめた」という点が気になります。
AIを使うことで低コストで消費者育成ができるようになるという判断なのでしょう。
IDPOSなどと紐づくことで、
オフラインの流通でも同様のことができるようになる未来がくるのかもしれません。
広告と販促の垣根を超え、
「新しいものを試す最初のハードルを越えてもらう」(インセンティブ・動機づけ)
「試した方をヘビー化・ロイヤル化させていく」(エンゲージメント・愛着)
という2つの施策で流通が動くようになる、とても興味深い事例と思います。
フードデリバリー・アプリの盛り上がりからキッチンも変化
「キッチンのない家」がスタンダードに? 家族のあり方にも一石
https://amp.review/2018/11/03/kitchenless/
ただ、これは日本ではまだハードルが高い気がしています。
先日ある企画で「晩御飯を皿数少なく済ませることをどう思うか」
とSnapDishユーザー10名ほどに聞いてみました。
お子さんのいないご夫婦の方は「全く気にならない」が多かったのですが、
お子さんのいる方は「子供に対して罪悪感が強くてできない」と、
忌避感を持つ方が多く、特に「絶対避ける」と強い忌避感を持つことが印象的でした。
(「お母さん」が抱える負担感の現われでもありますね。)
SnapDishには海外ユーザーも2割ほどおりますが、
見ているとやはり日本の一般家庭の食へのこだわりはかなり強く感じます。
物流と情報流の変化が、日本のキッチンをどこまで変えるか、
注意深く見守っていきたいです。
未来のスーパーでは当たり前?!スマートデバイスが買い物を激変させる可能性
雑踏でも要注意人物を特定 眼鏡型の顔認証システム
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000145275.html
これは全然食には関係ないニュースなのですが、
「眼鏡型」のデバイスが商用利用されるところまできているという点に注目しています。
遠からず、スーパーなどで「食品」に視点をあてると、
美味しそうな利用シーンや体験の声が周囲にたくさん表示される、
という未来がくるのではないかと思っています。
2019の年明けから興味深いニュースが多く、
ついみなさまと共有させていただきたくこのような内容となりました。
なるべく近々にお役に立てるような記事をと思っておりますが、
たまにちょっと長めのスパンでの未来を考えるようなネタもみなさまとお話しできればと思っております。
新しいお取り組みへのご相談やお問い合わせは以下よりお気軽にお送りください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
#下記は、昨夏弊社に加わったメンバーのご紹介となります。もしご興味あればぜひ。
#「3人子持ちでスタートアップに転職したワーママ。家庭も仕事も諦めないコツは、吉祥寺オフィスで職住接近。」
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